ZAZEN BOYS「ポテトサラダ」YouTubeコメント401件をデータで分析してみた

音楽データ分析

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ZAZEN BOYS「ポテトサラダ」
YouTubeコメント401件をデータで分析してみた

音楽×データ分析

ZAZEN BOYS「ポテトサラダ」

2012年9月5日発売のアルバム『すとーりーず』に収録された「ポテトサラダ」。作詞・作曲は、元NUMBER GIRLの向井秀徳を中心に2003年結成されたZAZEN BOYSのフロントマン、向井秀徳です。

2026年7月24日、ZAZEN BOYSがテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に初登場。2012年に発表した「ポテトサラダ」を披露し、「なんで今Mステなんですか?ハイ!ハイ!ダンスがTikTokで大バズりしてて」といったコメントが寄せられるなど、SNS上でも話題になりました。

今回は、2021年5月4日に日比谷野外大音楽堂で行われたZAZEN BOYSとNUMBER GIRLの初のツーマンライブ「THE MATSURI SESSION」での「ポテトサラダ」演奏映像のコメント欄を分析しました。このライブはもともと2020年5月4日に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で開催中止に。翌年に改めて開催されましたが、2021年の開催時もコロナ禍3度目の緊急事態宣言下だったため、急遽無観客での配信ライブとなりました。

ZAZEN BOYS - ポテトサラダ @ “THE MATSURI SESSION”

YouTubeで見る:ZAZEN BOYS – ポテトサラダ @ “THE MATSURI SESSION”

コメント欄の反応をデータで見てみた

ポテトサラダ コメントテーマ別割合

テーマ 件数 割合
Mステ初出演・TikTokでの話題化 60件 15%
ポテトサラダが食べたくなる・歌詞ネタ 59件 15%
「はい!はい!」の掛け声・ダンスへの言及 35件 9%
向井秀徳のキャラクター・パフォーマンスへの言及 30件 7%
シンプルな好き・かっこいいという感想 29件 7%
演奏力・バンドメンバーへの賞賛 12件 3%
長年のファンとしての思い出・エピソード 9件 2%
その他 167件 42%

401件のうち最も多かったのは「Mステ初出演・TikTokでの話題化」で60件(15%)。僅差で「ポテトサラダが食べたくなる・歌詞ネタ」が59件(15%)と続きました。「はい!はい!」という印象的な掛け声への言及(9%)や、フロントマン向井秀徳のキャラクターそのものへの言及(7%)も目立ち、曲そのものだけでなく、パフォーマンス全体が語られている様子がうかがえます。

インストバンドと、その近くで言いたいことだけ言ってるほろ酔いのおじさん
— @のうみそテーマパーク(2,193 いいね)

ファンになってから何年経っても、未だに「カッコいい……のか?」って疑問になる瞬間がある。
— @花札の申し子(1,502 いいね)

本人の意図とファンの解釈

向井秀徳は、「ポテトサラダ」を収録したアルバム『すとーりーず』についてのBillboard JAPANのインタビューで、歌詞の作り方についてこう語っています。「歌詞は色んなフレーズの集合体です。常に私の大学ノートに思いつきの言葉が書き記されているんですけど、この4年間の集合体ですね」「シンプルですね。思いつきの言葉を連呼していますから。そこに深い意味があるかどうかは誰にも分からない。私にも分からないし何か意味があるかもしれない」。そして「今までの経験、思い出、妄想、現実的な日常。全てに影響されてます」とも述べています。明確な意図を持って一語一語を組み立てたというより、頭に浮かんだ言葉をそのまま曲に乗せる作り方だったことがうかがえます。

一方、ネット上ではこの歌詞をより深く読み解こうとする声もあります。ある個人ブログでは、「ポテトサラダ」の歌詞が「食いてぇ」「行きてぇ」「飲みてぇ」といった欲望・願望の表現ばかりで、実際に「食った」「飲んだ」という行動の描写が一切ない点に着目。終盤に登場する「北海の水面に漂って生きてぇ」というフレーズを、欲望を叶えられないまま横たわり続ける人物の、婉曲的な「死にてぇ」ではないかと読み解いています(あくまで一個人による解釈です)。作者本人が「深い意味は自分にも分からない」と語る歌詞に対して、聴き手側はここまで踏み込んだ解釈を重ねる。この振れ幅の大きさこそ、この曲がライブでもコメント欄でも長く語り継がれている理由の一つなのかもしれません。

最後に

「考えるな、感じろ」。ブルース・リーの映画の中の名言ですが、「ポテトサラダ」を聴いていると、ふとこの言葉が頭をよぎります。向井秀徳本人でさえ「深い意味があるかどうかは自分にも分からない」と語る歌詞に、聴き手はそれぞれの解釈を重ね、発表から14年経った今もテレビの生放送でお茶の間を驚かせています。曲の意味を決めるのは作者だけではなく、聴くたびに一人ひとりが自由に受け取っていいものなのかもしれません。

皆さんは「ポテトサラダ」、どんなきっかけで知りましたか?
当スタジオでは、こうしたコメント分析やデータ集計のようなお仕事も承っています。ご依頼はこちらからお気軽にご連絡ください。

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出典: Billboard JAPAN/THE FIRST TIMES/UNIVERSAL MUSIC JAPAN(NUMBER GIRL Official Site)/歌ネット/note(個人ブログ)

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